トレインマーク:広告的視点

小学生の頃、鉄道模型に衝撃を受けた。銀座には鉄道模型をメインにしたバーがあり、ジオラマの中を鉄道模型が走っているようだ。いずれ行ってみたいと思う。

その中でも寝台列車が好きだった。今もその気持ちは変わらないが、残念ながら合理化のため、今はほぼすべてと言っていいぐらい廃止されてしまった。

その昔、国鉄時代の特急列車の前後の車両には、列車名とともにイメージの絵が掲出されていた。いわゆるトレインマークというものだ。それが広告的にとても優れていると思っている。

                  寝台特急『さくら』

例えば写真の寝台特急『さくら』。機関車の中央に桜の花に『さくら』と表記されたマークが付いている。これを広告的にひと言でいうと、

シンプルでとてもわかりやすい。

これは広告の理想でもあると思っている。電車の中吊り広告を見ていると、情報が多い広告、シンプルな広告とさまざまなタイプがあり、それはそれでいいのだが、やっぱり印象に残るのはシンプルなものが多い。

最近いいなと思ったのは、新幹線で見た自動車メーカーのMAZDAの広告。

ここでいうシンプルとは言葉(コピー)と色が必要最少限に抑えられているもので、その必要最少限の中にメッセージを込める。故に独特な表現が生まれるのも頷ける。またイメージが明確化され印象に残りやすい。これはブランディングにも通じる。

トレインマークは広告的な要素がギュッと凝縮された好例だと感心している。ただ残念なのは、最近の特急列車はメカニックでシュッとしたデザインが多く、トレインマークそのものがない。

ちょっと寂しい。いや、すごく寂しい・・・。

“トレインマーク:広告的視点” への54件の返信

  1. 에그벳
    Fang Jifan은 눈물을 흘리며 “폐하의 친절에 감사드립니다”라고 말했습니다.팡지판 갑자기 의기양양해졌어, 봐, 나, 팡지판…

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